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「大雪りばぁねっと」とは?
正式名称は「特定非営利活動法人 大雪りばぁねっと。」で、北海道旭川市に拠点を置いていたNPO法人です。
以下にその概要をわかりやすく説明します。
この団体は2005年に岡田栄悟によって設立され、当初は石狩川上流域の環境保全や自治体のレスキュー隊への救助訓練指導など、社会的に意義のある活動を行っていました。
特に東日本大震災(2011年3月11日)後には、被災地支援として岩手県山田町で活動を展開。
被災者を雇用し、防犯パトロールや復興支援事業に従事するなど、一見すると頼もしい存在に見えました。
しかし、後に運営の実態が明らかになるにつれ、深刻な問題が浮上します。
国の補助金や委託事業費(総額で数億円規模)を不正に流用したり、ずさんな資金管理が発覚。
2012年末には資金が枯渇し、雇用していた被災者たちを解雇する事態に発展しました。
最終的に2013年5月に東京地方裁判所で破産手続きが開始され、負債総額は約5億6000万円に上りました。
さらに2014年2月、代表の岡田栄悟が業務上横領の疑いで逮捕され、懲役6年の実刑判決を受けています(2017年に確定)。
この事件は、災害時の支援を装った団体の不正や、NPO法人の監督体制の甘さを浮き彫りにした事例として知られています。
岩手県山田町では、この教訓を後世に伝えるため、2021年に復興記録誌の別冊として『「NPO法人大雪りばぁねっと事件」その背景と教訓』を出版しています。
↓【追記】岡田栄吾氏、別の事件で再び逮捕される
スマート農業関連の国の補助金を不正に受給したとして、北海道旭川市に住む男女3人が詐欺の疑いで逮捕・送検された。
捜査関係者によると、3人は2024年4月、農林水産省が公募している「スマート農業機械導入支援」の補助金制度を利用し、実際には農業用ドローンが納品されていないにもかかわらず、虚偽の納品書などを添付して申請を行い、国からおよそ880万円をだまし取ったとみられている。
逮捕されたのは、旭川市在住の会社員・岡田栄悟容疑者(46)らで、警察は岡田容疑者を主導的な立場にあったとみて捜査を進めている。
岡田容疑者は過去にも重大な不正に関与しており、2016年には東日本大震災後の岩手県山田町で行われた復興支援事業において、事業費約5400万円を横領したとして有罪判決を受け、懲役6年の実刑が確定している。
公的資金を狙った不正が再び明るみに出た形で、補助金制度の管理体制やチェックの甘さも改めて問われることになりそうだ。
↓岡田栄吾氏、参考画像







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